いつもブログを読んでくださってありがとうございます。
2017年も今日でラスト。
結婚準備についての記事はまた年明けからアップしていきたいと思いますが、
今日は私が主人との結婚を決めた理由のひとつについて書きたいと思います。
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サンテグジュペリの『星の王子さま』。
とても有名な本なので、読んだことのある方も多いと思います。
小学生の時に初めて読んで以来、自分の中でとても大切な作品のひとつなのですが、
中学生になったばかりの頃、友人たちと小学校に遊びに行った時、
当時の校長先生がこんな話をしてくださいました。
「将来、結婚したいと思う人ができたらその人に『星の王子さま』を読ませなさい。読んだ後、この作品はつまらないと言うような人とは結婚してはだめ。この作品は素晴らしい作品だね、と言ってくれたら、その人と結婚しなさい」
一体どんな流れで、先生が中学1年生の生徒に向かってそんな話をしてくださったのかはまったく覚えていないのですが(笑)、
この校長先生に育て上げていただいたと言っても過言ではない私たちの中には、この時のお話がずーっと記憶に残っていて、
私もいつか結婚したいと思える相手と出会ったら、結婚を決める前にこの本を読んでもらおう、と思っていました。
そしてそれを実践したのが、今の主人です(笑)
彼は『星の王子さま』を読んだことはなかったらしいのですが、何気なく会話の中ですすめ、
ある時さりげなく(?)部屋の本棚に『星の王子さま』を置いて帰ったらすぐに読んでくれました(笑)
感想を聞いた時、彼もこの本をとても気に入ってくれた様子で、本の中身にまで触れてくれ、真面目に本を読んでくれたことがわかりました。
(この時彼が具体的に何と言ったか、あまり覚えていないのですが(笑))
そしてその時あらためて、私は大好きな校長先生のことを思い出しました。
もちろん、それ以外にも決め手はあったのですが、
自分の中ではけっこう重要な要因となった出来事。
まったく同じ感性である必要はないと思いますが、どこか似ている感性の人と出会うことができて、本当に幸せだなと思っています。
ちなみに、写真は新訳版(と言っても初版は2005年ですが)の『星の王子さま』。
池澤夏樹さん訳のものです(当時、いろいろな翻訳家さんの新訳版が一気に出版されたのですが、もともと池澤夏樹さんの本をけっこう読んでいたことと、作中のとある箇所の訳を読み比べた結果、池澤さん訳のものを選びました)。
とても大切なメッセージがこめられているこの作品。
同じくサンテグジュペリの『人間の土地』という作品を読んだ後だとまた違った印象を得られます。
読んだことのある方もない方も、ぜひ何かの折に手に取っていただきたい作品です。
タイムリーには書けなかったけれど、自分の結婚式の時に卒花嫁さんたちのブログをたくさん参考にさせていただいたので、自分も参考にしていただける何かを残したいな、と思って始めたこのブログ。
始めて半年弱ですが、ブログやInstagramをきっかけにたくさんの方とご縁を持つことができたことに、心から感謝しています。
2018年も素敵なご縁がありますように^^
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願い致します。