私たちが結婚指輪を決めたのは、婚約指輪も無事に受け取った5月のことでした。
婚約指輪同様、一応いくつか候補はあったのですが、
最初からずっと気になっていたのはフラー・ジャコーというスイスのブランド。
エンゲージリングもありますが、主にマリッジリングを専門に扱っているブランドで、
私自身、指輪について調べ出して初めて知ったブランドなので、日本での知名度は低いかもしれません。
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◆フラー・ジャコーの特徴
フラー・ジャコーの最大の特徴は、鋳造ではなく鍛造で作っているリングだということ。
多くの指輪は金属を溶かした液体を型に流し込む「鋳造」という方法で作られるそうですが、
この方法だと金属の内部に気泡ができるため、強度が下がってしまうのだとか。
一方、「鍛造」は金属をたたいて金属の結晶を整えて成型するため、
内部気泡も圧着させ、強度を上げることができるのだそうです。
…と、調べながら記載してみましたが、これ以上のことは私自身もよくわかっていません(笑)
ただ言えるのは、鍛造で作られた指輪は丈夫で変形しにくいということです。
見た目にはあまりわからないかもしれませんが、これからずっとつける結婚指輪なので、
そういったヨーロッパの職人さん(貴金属細工師=ゴールドスミス)のこだわりや歴史的技術が詰まった指輪は素敵だなあ、と純粋に思いました。
また、私は学生時代ドイツに留学していたことがあるので、スイスのドイツ語圏、シャフハウゼンという都市で生まれる指輪に魅力を感じ、
婚約指輪(グラフ)が比較的新しいブランドだからこそ、結婚指輪は歴史あるブランドが良いな、
と思ったことも、フラー・ジャコーを気にするきっかけとなりました。
◆Sakura
そんなわけで伊勢丹新宿店に入っているフラー・ジャコーへ行き、いろいろ試着させていただいたのですが、
意外にも「これ!」というリングはすぐには見つかりませんでした。
結婚指輪はシンプルだけれどどこかデザイン性のあるものが良かったので、
あまりシンプルすぎたり華奢すぎるものもイメージに合わず…かと言って存在感がありすぎても飽きてしまうかなあ…と迷いました。
ちなみに婚約指輪と重ねづけした感じは多少は気にしましたが、もともと違うブランドのものを選ぼうとしているので、
少しくらい違和感があっても自分が気にならなければいいか、とあまり気にしませんでした(笑)
そこで一旦休憩して頭を冷やし、それでもやっぱりフラー・ジャコーが気になっていたので再度お店へ。
この時、初めて試着した「Sakura」という名前のリングに心を奪われました。
このリングは、その名のとおり「桜」をイメージして作られたリングで、真上から見ると花のような形をしています。
一見、シャネルのカメリア コレクションにも似ているように思えますが、
フラー・ジャコーの特徴は、リングの内側部分は真円になっているので、花びらの形をしていても、指通りの良さは他のリングと変わらないということ。
(フラー・ジャコーの指輪は滑らかな指通りに定評があります)
こちらがSakuraのリングです。
おそらくフラー・ジャコーを代表する指輪のひとつなので存在は知っていたのですが、
見ただけの段階ではあまり惹かれず、最初の来店では試着もしなかった指輪。
お店の方にすすめていただいて試しにつけてみたら…「あれ…??」と、思いもよらぬフィット感がありました。
何より、(あくまでも個人的な意見ですが)彼の指にとっても似合っていたのです。
花がモチーフとなっているので、どちらかと言うと少し女性的な印象のあるリングですが、
この丸みを帯びたフォルムがこんなにしっくり来る男性もそんなに多くないのではないか…と思い、
私が、と言うよりは彼につけてもらいたい指輪だなと思いました。
もちろん私も気に入ったし、夫婦で違うブランドの指輪をつけるという発想は私にはあまりなかったので、
「これにしよう!」とついに決断したのでした。
ちなみにもうひとつ、チョコレートをイメージした「Chocolate」というリングも適度にデザイン性があり、とってもかわいかったです!
ちょっとSakuraに似ているので迷いましたが、やっぱりSakuraの方が彼の雰囲気にあっていたかなと思います。
べつに彼、フェミニンな印象があるわけではないのですが、なぜなのでしょうね(笑)
結婚指輪についてはもう少し追記したいことがあるのですが、
長くなってしまったので次の記事へ続きます。
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